森市文具概論

【特集 ISOT 2018】すごいぜ注目文房具

  • 2018年08月20日

すでにかなり売れてる文房具大賞アイテム

日本文房具大賞のデザイン部門で優秀賞を受賞したキングジム『マグフラップ』は、この6月に発売されて以降、早くも店頭でかなり売れているアイテムだ。
クリップボードという、思いっきり地味なジャンルなのに!

製品としては、ボード裏面と下辺に磁石内蔵のフラップが付いており、書類をがっちり固定できるのがキモ。
特に裏面のフラップは、めくりあげた書類が戻らないように固定できるため、風の強い屋外や、歩きながらの使用にかなり便利だ。

モリイチ京橋店でもすでに店頭に並べているので、ぜひ実際に手にとって、どれぐらい使いやすいのかをお試ししてほしい。
使えば間違いなく「おお!」と驚く使い勝手である。

ところで、まだプレスリリース前ということでご紹介はできないが、他のメーカーでもクリップボードの新製品でかなり興味深いものが今後登場する予定となっている。
昨年の文具大賞でもLIHIY LAB.のクリップボード『AQUA DROPs クリップファイル 』が機能部門で優秀賞を獲っており、実はいま文房具シーンにおいてはクリップボードがかなりアツいジャンルとなりつつあるのかもしれない。

 

半透明の電子メモパッド、どう使う?

キングジムブースでは、『マグフラップ』以外にも注目を集めているデジタル文具があった。

電子メモパッド ブギーボードの最新版、『BB-11』は、シリーズ初の半透明液晶を搭載した大画面(13.8インチ)モデルだ。
電子メモパッドといえば、液晶画面にスタイラスなどで書き込みができて、ボタン1プッシュで画面消去もできるペーパレスなメモパッドとしてすでに人気の製品。その液晶画面がなんと半透明になって、下が透けて見えるというのが『BB-11』のポイントとなっている。

例えば、用途に合わせて下に方眼や罫線のベースを敷いて書きやすくしたり、ToDoリストを敷いてチェック用に使ったりなど、アイデア次第で使い道はあれこれありそうだ。
ただし、半透明液晶+筆記線が白ということで、そのままだと従来モデルに比べて筆記内容の視認性が劣ってしまう。下に敷くベースも黒地でないと使いにくいということで、そこはやや面倒かもしれない。

 

進化の方向が面白いゼブラの筆記具

今回のISOTで、大手メーカーブースの中で特に面白かったのが、ゼブラのブースだ。
筆記具の進化といえば、書き味や発色といった部分がまず思い浮かぶところだが、今年のゼブラは「えっ、そこ!?」という部分を進化させていて面白かった。

例えば、ゼブラは今年の2月に「上から蛍光ペンでマーキングしてもにじまない」ボールペン『サラサマークオン』を発売したばかり。
…なのだが、その舌の根も乾かぬうちに、今度は「ボールペンの上からマーキングしても字がにじまない蛍光ペン」こと『モジニライン』を新たに発表した。

にじまないボールペンと蛍光ペン、どっちかでええやん?と思わなくもないのだが、より使いやすいのは、ボールペンを選ばずに使える蛍光ペンの方だろう。
水性/ゲルボールペンの染料インクに含まれるマイナスの電子をモジニラインのマイナス電子で固めてにじみを防ぐ、ということらしい。仕組みを聞いても「へー」というぐらいだが、実際に試してみると確かににじまない。これは中高生あたりの勉強現役世代にかなりウケそうだ。

 

ワーカー向けに進化したすごい筆記具

インクたっぷり(従来比40%増)で長く書ける油性ボールペン『タプリ』のニューモデルとして紹介されていたのが、『タプリ ホールドクリップ』。
前モデルは、厚みがあるクリップボードにも挟める可動式バインダークリップが外仕事の多いワーカーに人気だったのだが、そこをさらに進化させてきた。

バインダークリップの内側に、なんとも凶悪な見た目のギザギザ歯を搭載。これにより、厚手の作業服ポケットにはさんでも落ちずに紛失しやすい、というのである。
実際、宅配業などではボールペンの抜き挿しが頻繁ということもあり、ポケットに挿しているペンを紛失しがちだったとか。このギザギザクリップであればまず抜け落ちることは無さそうだし、安心して使えそうだ。

ワーカー向けにこれも良さそうなのが、『マッキーワーク』。
お馴染みの油性マーカー『マッキー』の先端に黄色い樹脂製パーツがついたもので、この樹脂パーツを段ボールの梱包テープにズブッ!と突き刺して開梱作業に使えるのだ。
流通業の必須アイテムである油性マーカーと開梱ツールがセットになったということで、これもまたやたらと便利そう。
一般ユーザーでも、引っ越し作業には欠かせない一本になりそうだ。