森市文具概論

【特集 ISOT2017】もふっとした印鑑と愛らしすぎる印鑑ホルダー

  • 2017年07月20日

夏以降の新製品文房具がズラリと展示されて文房具好きはテンション爆上がり、でお馴染み、俺たちの夏フェスことISOT(国際文具・紙製品展)2017。
短期集中連載の折り返し3日目は、思わず「ほほう」と声が出るアイデアの効いたデスク周り小物を中心にお伝えする。

 

もふもふか!四角か!新世代印鑑

ISOT直前にプレスリリースをいただいて「これ絶対に触ってこないとアカンやつや」と心に決めていたのが、印鑑メーカー シヤチハタの新製品、『ネーム9着せ替えパーツ モフラ』。
シヤチハタの代名詞とも言える浸透印ネーム9が、これを使うともふもふのふかふかに変身してしまうというのだ。なにそれスゴい。意味は分からないけど触ってみたい。

いつも使っているネーム9(いわゆる”シヤチハタ印”だ)の中身を引っこ抜いて『モフラ』に差し替えると、こんな感じで毛の生えた印鑑に変身。表面にフロッキー塗装と呼ばれる植毛加工がされているのだ。
“もふもふ”という言葉から想像するほどの毛足の長さはないが、握った感触が柔らかくて非常に気持ちいい。印鑑の持つ「お堅いイメージ」を覆し、ついつい押したくなっちゃう!…のが良いことかどうかは分からないが、元のネーム9とそれぐらい印象が違ってくる。印章だけに。

手触りの良さに加えてビジュアルも楽しく、さらに毛のおかげで印鑑自体が転がりにくくなっており、手からポロッと落としたら机の下に転がり込んじゃって大慌て、みたいなトラブルも起きにくい。

転がりにくい程度では満足できない、という印鑑転がりヘイトな方はこちらがおすすめだ。
どう見たって絶対に転がらない四角い浸透印の『スクエアネーム12』。印面は直径12㎜から9㎜までに作成可能で、角印でも丸印でも注文次第で対応してもらえる。
転がらない上に、四角い枠に合わせて上下きっちり傾きなしに捺せる、というのは非常に便利だ。

 

アニマルな印鑑ホルダーの愛らしさよ

最近テレビの情報番組などでよく紹介されている「一瞬でたためるエコバッグ Shupatto」など、家庭用品メーカーMARNAもブースを出していた。

ブースの大半はこのShupattoが占めていたが、気になったのはどちらかというと脇の方で展示されていたこちらの超カワ印鑑ホルダー。

『ANIMAL HANKO HOLDER』は、一般的な浸透ネーム印に対応した印鑑ホルダーなのだが、機能とかそういうのはどうでも良くて、もう、ただただ、かわいいのである。

塑像のようなシンプルな動物型ホルダーなのだが、印鑑を持たせた時のポーズがいかにも「一生懸命、ホールドしてます!」という頑張ってる感があって(ネコ除く)、とてつもなく愛らしいのだ(ネコ含む)。
特にカンガルーがお腹から四次元ポケットよろしく印鑑を引っ張り出そうとしている感じは健気すぎて「無理するな!でも頑張って!」と声をかけずにいられない(そしてネコはもうちょっと無理しろ)。

彼らの底面にはマグネットが入っているので、スチールデスクの上に立てて置いても倒れたりしない。やはり、健気な働き者である(ネコも)。

 

医療現場が欲しがるウェアラブルメモ

文房具とはつながりのないメーカーの出展と言えば、こちらのコスモテックも普段は特殊フィルムやシールを作っている非・文房具メーカーだ。

 

あるとき、コスモテックの社長が看護師さんから「忙しいときなど、覚えておかねばならないことを腕にペンで直接メモ書きしたいんだけど、衛生面からそれが許されなくて困っている」という話を聞いた。
そこで、皮膚に直接貼り付けるタトゥー・シールを過去に作っていた経験から開発したのが、腕に貼り付けて使う透明なフィルムメモ『WEMO(ウェモ)』だ。

非常に薄いフィルムを腕に巻き付けて圧着させれば、あとは上から油性ペンで書き放題。水に濡れてもこすっても問題なし。実際に腕に巻かせてもらったが、最初は少し蒸れるような感じはあったものの、慣れればあまり気にはならない。
医療現場はもとより、プレゼンの場で目立たないカンペとして使う需要もありそうだ。

『WEMO』にはフィルムタイプの他に、シリコンバンドタイプもある。
シリコンゴムの板を腕に軽くたたきつけるとクルッと巻き付く(野外イベントの入場チケットなどにも使われているやつだ)もので、こちらも自由に文字が書ける。

シリコンバンドに直接書き込みができて、指でこすれば文字が消えるので何度も使用可能。こすったぐらいで簡単に消えたら困る、という場合はフィルムWEMOを板面に貼り付けて使うこともできる。