さて、5日間連続のISOT 2018レポートも今日でラスト。
最終日はノンテーマで、ここまで出せなかったけど、でも紹介しないわけにはいかない気になる文房具をまとめて紹介したい。
まだお見せしたいのがいっぱいあるので、ドバドバと出していこう。

 

ソニックの自立型ペンケース、シリーズ続々

昨年のISOTで、スマホも一緒に立てられるペンスタンド変形型ペンケース『SMA-STA』が話題となった学童文具メーカーのソニックだが、今年もやはり気になるのはペンケース系。
まずメインアイテムとして展示されていたのは、SMA-STA のバージョン2とも言うべき『SMA-STA calm 』だ。

実際に SMA-STAを使っていて気になったのは、思ったよりデカいな…というところ。
竹を半割にしたフォルムは容量のわりにカバンの中でかさばるのだ。
そこで新しい 『SMA-STA calm』は横幅を60%ぐらいにサイズダウン。見た目にもハッキリわかるレベルでコンパクトになった。これは喜ぶ人も多いのではないだろうか。

もちろん容量も減ってしまったわけだが、社会人のペンケースならペン数本が入るこれぐらいのサイズで基本的に充分だ。
サイズダウンにより大型のスマホ(iPhone 8 plusなど)は入らなくなってしまったので、そこだけ要注意で。ちなみにiPhone 8はギリギリ入った。

SMA-STAのシリーズとしてはもうひとつ、コンパクトなcalmに対して大判サイズも参考展示されていた。

SMA-STAシリーズのポーチサイズということで、A5ノートやタブレットもすっぽりと収納入る。もちろん開くと自立可能なので、タブレットスタンドとしても使えるだろう。
ついでにケーブル類なども一緒に放り込んでおくと、立てた状態で中のものをあれこれ探すのがラクそうでいいな、と感じた。

こちらはさらに大判のもので、リビング学習向けの自立する勉強バッグ。

勉強道具一式(B5ノートも入るサイズ)を収納しておいて、勉強するときはリビングの机の上にこれを展開する、という使い方をするようだ。
閉めるとフタになる側にはマジックテープでクリアのペンポーチがくっつくようになっており、収納製と自立時の取り出しやすさを両立してあるのがアイデアだ。

実は今回のソニック製品で、個人的に一番欲しい!と感じたのはこれ。手回しの鉛筆削りなど大きめの文房具もあれこれ入ることを想定したサイズ感なので、文房具の持ち運びコンテナとしてかなり実用的っぽい。

 

シヤチハタの実用印鑑ケースと超ハード印鑑

印鑑メーカーのシヤチハタで話題となっていたのが、ダブル印鑑の『ネームデュオ』。
9㎜のネーム印(いわゆるシヤチハタ印)と10㎜の通常印鑑が1本になった、というものだ。

社内の回覧チェックなどはネーム印で十分だけど、たまに「シヤチハタ不可」みたいなシチュエーションに出くわすこともある。そういう時に備えて、ひとまずこれ1本を常備しておくと便利なんじゃないか。特に僕も含めた「印鑑が気軽に買えない珍名字のひと」は、普段からこういう備えが必要なのだ。
通常印のキャップ内には朱肉も装備しているので、これ以外は必要ない身軽さもいい。

最近シヤチハタがかなり力を入れているネーム9用の着せ替えケースだが、これはちょっと卑怯かわいいな、というやつがあった。うん、これは卑怯なかわいさだ。
猫柄で、キャップにしっぽ。スッと立ったネーム9のフォルムが意外なほどに猫っぽいのも面白い。
これは買うなー。卑怯だけど、買っちゃうなー。

こちらは参考展示で、製品化するかどうかもまだ不明という印鑑。なんとタングステン製とのことで、持つと「ウッソだろこれ…」と思わず声に出る重量感である。
タングステンは3,000℃の熱に耐え、常温では酸化もせず安定し、ドリルなどに使われるほど硬度も高い。なるほど、シヤチハタの人が「孫の代まで受け継げる印鑑ですよ」と言っていたのも頷ける。

そもそも孫の代まで印鑑を使う風習が残ってるか微妙なところだが、かなりグッとくる格好良さだ。

 

いっしょに撮るとインスタ映え必至の吹き出しノート

いつもひと味効いたかわいい雑貨系文房具を出すスガイワールドの新作は、インスタ映え必至のノート『Speach Bubble Notebook』だ。

漫画の吹き出し型をしたリングノートで、これにセリフを書いて写真に写ると楽しいよね、ということである。
なにかメッセージを書きこんで自撮りしてSNSにアップするのもいいし、ペットにかわいい一言をしゃべらせるのも楽しいだろう。

人間が使う場合、自分より手前(レンズ寄り)に出すと顔とのサイズバランスが合わせやすい。

あと、メルカリなどネットオークションに出品するとき、現物と一緒に商品説明を書き込んで一緒に写すと、商品が自己紹介してるみたいな写真になる。注目度を上げる作戦としてアリだ。

 

ISOT 2018 気になる文房具その2に続く