森市文具概論

【文具ソムリエール菅未里の文具相談室】デキる上司はマスキングテープで会話する⁉

  • 2017年11月07日

社会人も、仕事に慣れてくると、新入社員のころとは別の悩みが出てきます。部下対策です。ひと回りも若い次世代の若者たちと、どうやって接すればいいんだろう……?

今回は、そんなご相談を頂いています。入社して10年弱になるが、新入社員への仕事の頼みかた、叱りかたに悩んでいるという女性です。あまりきつく言うと、相手のやる気を削ぐのでは? ということですね。

そんな方がなぜ文房具店に? と思われるかもしれませんが、近年の文房具界には「コミュニケーション文房具」とでも言うべきアイテム、たとえばメッセージを伝えるスタンプなどが多く登場していますから、この方は、いいところに目を付けられたわけです。

ご興味を持たれたのは、ふせんです。なるほど。たしかにふせんには、「コミュニケーション文房具」がたくさんありますから、アリです。が、今の私の一押しは、これです。

これ、マスキングテープなんですよ。もちろん普通のマスキングテープとしての機能はばっちりですが、メッセージを伝えることができるんです。種類が豊富なので、いろいろなシチュエーションに対応できますよ。褒めたり、締め切りを伝えたり、飲みに誘ったり。

とはいえ、単なるメッセージ付きマスキングテープなら、ここまでお勧めすることはありません。ポイントは、メッセージの伝え方にこだわっていること。言葉が漫画の吹き出し状になっていたり、メッセージに合わせた模様が入っていたり。ちょっとシリアスな内容でも、ゆるく伝えられるのです。不要な緊張を防げますね。

あと、見落とせないのは、内容によって、たくさんのフォント(字体)を使い分けていること。ほら、同じメッセージでも、フォントが違えば印象も別ものになるじゃないですか。明朝体で

だとシリアスな感じですが、ポップ体で

なら、なんとなく許せる気になりませんか? なりませんか……。

まあ、それはともかく、表現方法が相手に与える印象をしっかり研究したこのテープなら、部下の若者とのコミュニケーションも和やかに進むでしょう。手でカットできる切れ目が入っていますから、書類を入れたファイルに貼っておくとか、付箋のように、気軽に使えます。

 

学研ステイフル『TALKING TAPE』