「今月だけで5㎏痩せるぞ!」と思い切ったのはいいものの、達成できず、自己嫌悪でやけ食い……。ダイエットにありがちなワナです。何かを成し遂げたいとき、たいがいの方は高すぎる理想を掲げてしまい、早々と挫折します。すると、反動でやる気を失ってしまい、かえって悪い状態に陥るリスクがある。私のような真面目な方に多いようです。
というわけで、本日のお客様も真面目な女性です。ダイエット志望者ではありません。社会人になりたてですが、なかなか貯金ができず、家計簿を探しにいらしたとのこと。
なるほど、お勧めの家計簿はいくつかあります。これなどいかがでしょうか……え、使ったことがある? しかし内容が細かすぎてすぐに挫折した。なるほど。よく聞くお話です。
ならば、家計簿である必要はありません。お手持ちの手帳でいいんですよ。最初はそこに、その日使った金額を書き込むだけで大丈夫。使ったお金が「見える化」されますから、支出に対して自覚的になれます。簡単でしょう?
……自信がない? レシートを貯めて、その日使った金額を確認する自信がない、また挫折してしまうかもしれない。
ふむ。やはり真面目なのですね。そんな厳密にやろうとせず、どんぶり勘定でいいのに。
というわけで、本日はどんぶり勘定をお勧めします。え? 人が真面目に悩んでいるのに冗談を言うな? とんでもない。商品名なんですよ。ほら、㈱デザインフィルのシール「どんぶり勘定」。
見ての通りどんぶり柄のこのシールには、500円、1000円、5000円、10,000円と、4つの金額が書かれたどんぶりが用意されています。このうち、その日使った金額にもっとも近いシールを手帳に貼るだけです。そんなのどんぶり勘定だって? いいんですよ、どんぶり勘定で。だいたいどのくらいのお金を使ったのか、お金を使わなかった日はないのかが見えれば、まずは成功です。
シールを貼っているうちに、思っている以上にお金を使っていることが分かってきます。会社員なら、お弁当を用意すればお金を使わないことだってできるはず。それなのに、500円、1000円とちょっとした出費がかさんでいる様子がよく見えるでしょう。コンビニのお菓子代とかね。
シールを毎日貼る習慣ができたら、次は週あたり、月あたりの出費を計算してみましょう。やはり、どんぶり勘定でいいんです。収入と出費を見合わせれば、無理のない貯金額や、節約すべきポイントも目途が付くはずです。
継続は力なり。まずは続けることです。そのためには、続けられることからはじめましょう。力み過ぎはNGですよ。
株式会社デザインフィル:『どんぶり勘定』シール